關原紫光 SEKIHARA SHIKO|關原紫水 SEKIHARA SHISUI

作品紹介

關原紫水作品

早春慕情

早春慕情

寒風をつき、紅梅白梅の匂やかに咲き初める春浅き頃、人生の春を迎え、梅花と香を競う乙女が初めて恋をした。そのいとしい人の歌の便りを人目忍んでそっと讀む。繰り返し讀めば讀む程、会いたさのつのる慕情に胸抱きしめて、思い焦がれる有様を、桃山時代風俗、大名姫君の姿を借りて人形にしてみました。
絵画ならば背景などで、季節感も出せますが、人形の場合は衣装の色や模様などで、それを表現する外ありません。まだ肌寒い早春の曇り空を思わす灰色地に梅の古木を描いた打掛と、淡朱地に茜色をぼかし染にした掛下小袖、それ等によって、季節感と共に、初々しい娘らしさを出して見たいと思いました。