關原紫光 SEKIHARA SHIKO|關原紫水 SEKIHARA SHISUI

作品紹介

關原紫光作品

祝賀

祝賀

時は桃山時代。
城内の大広間にて開かれた祝宴に、牡丹の花の小袖を着て、花文様を織り出した金襴打掛を腰巻にした盛装で、美しい姫君が、しずしずと立ち上り、扇をかざして華やかに、さす手引く手もあでやかに人々の幸せを祝い寿ぎ舞われる姿を想い浮かべて人形にしてみました。

 

牡丹の花は關原がデザインして京都の金彩加工の技術で手描きしました。金襴は花文様が織り出された部分を人形の型に切り取って使用するなどそれぞれ人形のために布地も特別に作っています。

 

この「祝賀」は2015年に米国ケースウエスタンリザーブ大学で稲盛財団支援の稲盛倫理賞の副賞に採用され、その際に大学や受賞者から大変な称賛をいただき、翌年より京都賞の副賞にも採用されました。毎年4人の受賞者に稲盛財団より副賞として贈呈されています。

稲盛倫理賞と京都賞の副賞