關原紫光 SEKIHARA SHIKO|關原紫水 SEKIHARA SHISUI

作品紹介

關原紫水作品

聚楽第の御台様

聚楽第の御台様

聚楽第は豊臣秀吉公が京都に建てられた邸宅で、正室寧々の方は、「北の政所」と呼ばれていた様ですが、「聚楽第」という言葉のひびきが、如何にも豪壮華麗な桃山時代の屋敷にふさわしい様に思えるのと、それに対しては、「北の政所」というより、「御台様」という方が、ぴったりする様に思えるので、この題名に致しました。
腰巻姿は、時代考証によると、桃山時代及び江戸初期頃の高貴な武家夫人の夏の正装という事になって居りますが、お市の方浅井長政夫人の画像は、何枚も重ね着をして、夏らしくない姿で描かれていますので、私もそれに習い、衣装の色調は題名にふさわしい様に渋い中にも豪華な感じがする様にと心掛けました。